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八火堂についての雑な文章

八火堂についての雑な文章

written by hrtkassh

23 Sep 202288 EDITIONS
0.08 TEZ

・直線的なロジックより並列で考えるタイプなので箇条書き。

・ブロックチェーンは、チェーンの通貨を握りしめてdApps観光を楽しむものと捉えた。Hic et Nunc や各チェーンのDefi関連の自由すぎるデザイン、フォローはできるがとくに意味のない状態のまま稼働していたFoundation、流動性提供の仕方がまったくわからなかったQuipuSwap、立ち上げに5分かかるPlentyなど、日常とはかけ離れた体験がやはり面白かった。

・dAppsが観光スポットとした際に、魅力的な観光スポットになり、観光地の価値を高めるには何が必要なのか? 、が大きなテーマ。

・閉鎖されたHic et Nuncの精神を残すのを目的とした。Hic et NuncがもしOpenseaの劣化コピーであったなら、間違いなく素通りしていたし、あれほど多くの人は集まっていなかった。

・デザインに関して。Hic et Nuncを起点に考えた際に、どのくらいの距離をとったところに八火堂を置くのがいいのかの検討から始めた。Hen Radioというかなり上手いアレンジが先に存在してたので、そことHic et Nuncを見てポジションを定めた。Hen RadioよりさらにHic et Nuncからの距離をとっている。

・観光地としての意識から台湾、中国のデザインと、新宿のイメージをミックスした。グローバルな舞台で何かをする際に、エキゾチシズムを出すのは野暮とされてきていたとは思うが、観光先に期待するものはやはり日常からのできるだけ遠い距離であるので、素直に東洋感を出した。

・近年は文化の盗用で騒がれることも多いので、自国をベースにするのは何かと悪くない。

・様々な画像をユーザーが投稿するようなサイトを作る際に、通常は、背景を白か黒にするが、観光地としての体験の良さを重視して、白と黒にはしなかった。

・基本的にNFTが投稿されるサイトは、クオリティのばらつきがかなりひどいため、シンプルできれいなサイトは向いていない。そのため、白いキャンバスではなく新宿のようなカオスさを、多様なものを受け止める器としている。新宿のようなカオスもまた、エンプティネスであるように思う。

・エンプティネス、器であることの表現として、ロゴマークとロゴを用意しなかった。より正直にいうと、作るのがめんどくさかったのもかなりある。

・主役は、ドット絵であることから、地では一切ドット絵(文字)を使わないことにした。UIをドットにするのは、Hic et Nuncの攻めた姿勢にも異国を訪れる面白さにも合致しない。ドット絵になるとどうしても幼い雰囲気になってしまうため、それを抑制する目的もある。

・各サイト、レイアウト作るのは1〜2日くらい費やした。それ以上頑張っていない。

・ギャラリーに関しては、ギャラリーそのものと編集画面から考えたはいいものの、その他のページは良い案が思いつかないままで終わっている。

・運用費用が増えないように、フロントのみ完結にした。たとえば、費用がたかだか月8,000円 くらいでも、収入ゼロ円である場合には、サイトを生かし続ける気にはならない日が訪れるので、累積的にコストが増えるものはなくした。*後日、追加したオフチェーンのギャラリーは、無料枠内で使っている。

・Hic et Nuncスタイルを意識して使いづらくなったところと、上記のフロントのみ完結のために使いづらくなかったところが存在するが、Indexer用のサーバを増やしたくないのでそのまま強行している。

・ブロックチェーンに拒否感がある層に受け入れられる状態を作っておくことの優先順位はかなり高くしている。ブロックチェーンに関しては、現状、あってもなくても良い辺りだと思っていて、今後、利用ユーザーがまだ増える可能性もあるため、そのときのためにも、このスタンスは保持している。

・この文章の英訳を禁じる。

八火堂

八火堂 銀塩 (24x24, monochrome)

8BIDOU RHODOPSIN (24x24 color)

Yonkaku Garo (Gallery)

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